南風原氏のメールに次のような部分があります。 >>連続変数をそのまま使うということはいいのですが,そのことに伴って,(カテ >>ゴリー化した場合には不要な)線形性の仮定と複数の効果の加算性(交互作用の >>ないこと)の仮定を,特に意識または吟味することなく導入してしまっているケ >>ースも多いように思います。 まず、おおまかな情報を得るために線形モデルで分析してみるということでしょう。 線形モデルが適当かどうかは分析結果から判断されます。 そこから先は、データに合わせたモデル構成が必要ということでしょうか。 昔、読んだSPSSのマニュアル(第6版用?)にもそのようなことが 書いてあったように記憶していますが。 長谷川さんのメールに次のような部分があります。 >>尺度的に扱うべきではないでしょうか。 >>となると、ピアソンの相関ではなく順位相関を使ったほうがよさそうな...。 理屈からいえば順位相関ということになると思います。散布図に描かれた回帰直線、 誤差のグラフ、ピアソンの相関係数、および順位相関係数の比較検討など多面的分析が 必要ということでしょう。 岡本安晴@金沢大学文学部
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