堀@香川大学経済学部です。 2日前に日本教育心理学会第38回総会発表論文集が届きました。今回 義理もあるので久しぶりに出席するつもりだったのですが、よんどころ ない事情によって出席できなくなりました。 自主シンポジウム2(S88-89) 教育心理学における統計的方法DOs and DONTs(3)(繁桝さんほか)に興味あることがいくつもあります。 その中で3つとりあげます。 (1)質問としては4の答えをおしえてほしい。多重回答にχ2検定は使え るのか。どなたか教えてください。 (2)「問題解題」の分散分析の「この意味で、分散分析は、因果性の同定 のためのオーソドックスな方法である。」 が[fpr 402]の因果関係についての発言に対応しています。そもそも環境 をコントロールすれば同じことを再現できるという発想が近代です。近 代の申し子「心理学」という考え方から心理学のパラダイムを再考する 必要があります。スキナー派の基本概念の累積も近代の考え方だそうで す。パスカルが最初に知見の累積といっているそうです。(今村仁司『 近代性の構造』講談社選書メチエ(1994)をベースに近代をとらえていま す。) (3)因子分析についてグールドへの言及があります。以前は逃げられてし まいましたが、統計学者はどう答えるのか知りたいところです。 シンポジウムの前でも答えを教えてください。後でもいいですが。 ところで、話題提供者が5人もいますが、時間が足りなそうですね。こ の論文集でかかれていない話題がいっぱいでそうですので、先に(1)(3) に答えていただけないでしょうか。 香川大学経済学部 堀 啓造 e-mail hori (at) ec.kagawa-u.ac.jp home page http://fourier.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/
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