南風原@東大教育心理です。 堀さん@香川大学経済学部が,以下のように書いています。[fpr 453] >> この議論は沖縄でのワークショップと通じてますね。実験的コントロール >> をした場合はサンプリングをきちんとしていなくても有効と考えることも >> できる。大雑把ないいかただから間違っているかもしれませんが。 ワークショップでは,検定などのために確率モデルを当てはめることの 適否に関して,無作為配置を伴う実験の場合,その手続きからして確率 論の導入が自然である,というような発言をしたと思います。 その時,具体的にはランダマイゼーション検定に言及したのですが,こ れは,得られたデータを固定した上で,その permutation を考えるわけ ですから,無作為抽出を想定した方法とはかなり性質が異なる独特なア プローチで,統計学者の間でもその論理に関して意見が分かれているよ うです。(cf. Basu, D. 1980 Randomization analysis of experimental data: The Fisher randomization test. Journal of the American Statistical Association, 75, 575-582. (with discussion, 582-595).) (Subjectを変えました。自宅の機種・ソフトだと文字化けするので・・・) :==============================================: : 南風原朝和 haebara (at) educhan.p.u-tokyo.ac.jp : : 〒113 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学教育学部 : : TEL:03-5802-3350 FAX:03-3813-8807 : :==============================================:
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