南風原@東大教育心理です。 Toshiaki Moriさんが以下のように書いています。[fpr 473] >> いようです。記憶や認知の研究で言語材料を作るとき、何らかのプール >> (母集団)から無作為に項目を抽出するなどということは現実にはあま >> りなされてなくて、研究者が任意に選んでくる(あるいは作成する)の >> が普通なのではないでしょうか。その場合には言語料は固定変数と考え >> るべきで、それを無作為(ランダム)変数として分散分析をするのは無 >> 理があるような気がしないでもないのですが、どうなのでしょうか? >> ついでに、生理心理の領域では、対応のある要因を含む実験計画の分散分 >> 析の場合、分散・共分散の等質性が保証されていないと検定結果がゆがむ >> 危険性があるので(今年の日教心の自主シンポで愛知学院大の千野先生が >> 詳しく解説してくださいました)、自由度の修正をしないと審査に通らな >> いという「ボヤキ」を友人の生理心理学者から聞いたことがあります。 この後半部分では(前半部分でも)被験者の無作為抽出が仮定されていると思 いますが,これについては前半部分で言われているような「無理」はないので しょうか。 :==============================================: : 〒113 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学教育学部 : : 南風原朝和 haebara (at) educhan.p.u-tokyo.ac.jp : : TEL:03-5802-3350(直) FAX:03-3813-8807(共): :==============================================:
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