[fpr 474] Item analysis

南風原朝和

南風原@東大教育心理です。

Toshiaki Moriさんが以下のように書いています。[fpr 473]

 >> いようです。記憶や認知の研究で言語材料を作るとき、何らかのプール
 >> (母集団)から無作為に項目を抽出するなどということは現実にはあま
 >> りなされてなくて、研究者が任意に選んでくる(あるいは作成する)の
 >> が普通なのではないでしょうか。その場合には言語料は固定変数と考え
 >> るべきで、それを無作為(ランダム)変数として分散分析をするのは無
 >> 理があるような気がしないでもないのですが、どうなのでしょうか? 

 >> ついでに、生理心理の領域では、対応のある要因を含む実験計画の分散分
 >> 析の場合、分散・共分散の等質性が保証されていないと検定結果がゆがむ
 >> 危険性があるので(今年の日教心の自主シンポで愛知学院大の千野先生が
 >> 詳しく解説してくださいました)、自由度の修正をしないと審査に通らな
 >> いという「ボヤキ」を友人の生理心理学者から聞いたことがあります。

この後半部分では(前半部分でも)被験者の無作為抽出が仮定されていると思
いますが,これについては前半部分で言われているような「無理」はないので
しょうか。

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