[fpr 475] CALIS

溝渕佐知

はじめまして、NTTソフトウェア研究所の溝渕と申します。
サイバースペースにおけるヒューマンコミュニケーションの研究をしております。

  楠見先生よりこのメーリングリストを教えていただきまして、メールを出さ
せていただきました。(リストに加えていただけないでしょうか>管理者様)
先日「チャットに関するオンラインアンケート」
(http://web.slim.imnet.ad.jp/~buchiko)を実施し、そのデータをSASで解析
しようとしているのですが、分からないことが多く、ほとほと困っております。
突然のお願いで恐縮ではございますが、お知恵を貸していただけないでしょう
か。

 以下、質問内容です。

obsavation数は99です。「チャットを利用する目的」についての13項
目の質問(該当すれば1、そうでなければ 0のデータ)を因子分析し、5つの
因子を得ました。(プロマックス回転、因子間相関は見られず。)このうち、

「オープンコミュニケーションを求める因子open」
「クローズドコミュニケーションを求める因子close」
「コンサマトリな因子cons」
「目的志向的因子mean」

の4つについて、それぞれの、利用態度および行動を表わす別の変数

「新参者に対する態度new」
「参加人数についての意識num」
「参加者についての知識についての意識know」
「複数チャネルへのアクセス傾向act」
 (いずれもカテゴリカルデータ)

との関連を見たいのですが、

1)ある変数群から導き出された因子と、別の変数との相関、というのは、調
べられるのでしょうか?こういうとき、共分散構造分析を使ってもよいのでしょ
うか?

2)各因子ごとに、

 外生変数(利用目的)→オープンコミュニケーション因子→オープン傾向→
外生変数(参加者、参加人数に対する意識、マルチアクセス)

 というPLSモデルを作って計算してみたのですが、「固有値が0になる」と
いうwarning が出て、因果係数が1を越えたりして、うまく計算できません。
いったい何がいけないのでしょう... 

 因にプログラムは以下の通りです。

proc calis data=qdata edf=98 gtol=0.00001 all nomod cov ;
TITLE  'モデルA' ;

LINEQS
 Fxopen = G_11 pur5 + G_12 pur10 + G_13 pur2 + G_14 pur11 + D1,
 Fxotend = 1.00 Fxopen + D2,
 new1 = 1.00 Fxotend + E1,
 new2 = L_11 Fxotend + E2,
 new3 = L_12 Fxotend + E3,
 num1 = L_13 Fxotend + E4,
 num2 = L_14 Fxotend + E5,
 know1 = L_15 Fxotend + E6,
 know2 = L_16 Fxotend + E7,
 act1 = L_17 Fxotend + E8,
 act2 = L_18 Fxotend + E9,
 act3 = L_19 Fxotend + E10;

STD
 E1 - E10 = DEL1 - DEL10,
 D1 D2 = 0.00  PSI2;
RUN;


 どうぞよろしくお願い申し上げます。
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溝渕 佐知(みぞぶち さち)   NTTソフトウェア研究所  第一プロジェクト
Tel:0422-59-2486 Fax:0422-59-2489  〒180 東京都武蔵野市緑町3-9-11
http://web.slim.imnet.ad.jp/~buchiko
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