豊田@立教社会です Tomokazu Haebara <haebara (at) educhan.p.u-tokyo.ac.jp> さんは書きました: >南風原@東大教育心理です。 >たとえば,1要因の効果の分析ですと, > y=μ+αj+εij >というモデルになりますが,ここで条件と被験者との交互作用があると考 >えるならば,αjは被験者母集団における平均的な効果の大きさとなり,で >は「母集団」は何なのか,どんな集団における平均的効果なのか,という >問題が出てきます。 > >これに対し,条件jの効果が,どの被験者においてもαjだけあると考える >と,この問題は回避されます。μという母集団平均を表す項はありますが, >そのμからの被験者iの(全条件を平均した)偏差をβiとし,εijを >βi+γijのように分解すれば, > y=μ+αj+εij > =μ+αj+βi+γij >となり,μ+βiが被験者iの全条件にわたる期待値となります。これを >μiとしてモデルを整理すれば > y=μi+αj+γij >となって,被験者母集団における平均というもの,そして母集団なる集団 >を考えることなくモデルの各項を解釈・説明することができます。(だか >ら効果は一定と考えましょう,ということではありません。念のため。) これは「単純無作為実験」と「ブロック実験」の相違を解説していると 解釈して良いのでしょうか? ---------------------------------------------------------------------- Hideki TOYODA Ph.D., Associate Professor, Department of Sociology TEL +81-3-3985-2321 FAX +81-3-3985-2833, Rikkyo (St.Paul's) University toyoda (at) rikkyo.ac.jp 3-34-1 Nishi-Ikebukuro Toshima-ku Tokyo 171 Japan ----------------------------------------------------------------------
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