[fpr 504] Analysis by Computer

岡本安晴

 
 岡本@金沢大学文学部です。
 
 さきほど読みました今田氏の論文「心理学専門家の養成について:
基礎心理学の立場から」(心理学評論、1996、Vol.39、No.1)に
 
 「特に心理学者の大きな武器は、統計的方法、実験計画法、心的過程の
 数量化の方法(心理測定)などであると思うので」(p.16, l.-6〜-5)
 
の箇所がありました。
 
 私は、大きな武器の1つとして、コンピュータの利用なども加えるべきであると
思います。
 
 高安ら「フラクタルって何だろう」、ダイヤモンド社、1988、のpp.153〜
では
 
 「最近、微分方程式を使わない新しい物理学の分野が生まれつつある。」
 
として、物理学におけるコンピュータの利用(シミュレーション)が紹介されて
います。
 パソコンの高性能化と低価格化(?)を考えると、心理学での研究の道具として、
コンピュータが使い易くなってきたと思います。プログラミングもビジュアルになり
一昔前とは雰囲気も違ったものになっています。
 
 もっとも、今田氏は、コンピュータのことはあまりに当然のこととして、特に
ふれられなかったのでしょうか?
 
岡本安晴
C00279 (at) sinet.ad.jp

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