岡本@金沢大学文学部です。 さきほど読みました今田氏の論文「心理学専門家の養成について: 基礎心理学の立場から」(心理学評論、1996、Vol.39、No.1)に 「特に心理学者の大きな武器は、統計的方法、実験計画法、心的過程の 数量化の方法(心理測定)などであると思うので」(p.16, l.-6〜-5) の箇所がありました。 私は、大きな武器の1つとして、コンピュータの利用なども加えるべきであると 思います。 高安ら「フラクタルって何だろう」、ダイヤモンド社、1988、のpp.153〜 では 「最近、微分方程式を使わない新しい物理学の分野が生まれつつある。」 として、物理学におけるコンピュータの利用(シミュレーション)が紹介されて います。 パソコンの高性能化と低価格化(?)を考えると、心理学での研究の道具として、 コンピュータが使い易くなってきたと思います。プログラミングもビジュアルになり 一昔前とは雰囲気も違ったものになっています。 もっとも、今田氏は、コンピュータのことはあまりに当然のこととして、特に ふれられなかったのでしょうか? 岡本安晴 C00279 (at) sinet.ad.jp
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