[fpr 514] JPAworkshop

長谷川芳典

長谷川@岡山大学文学部心理学教室です。
このところ、授業と締切に追われてすっかりご無沙汰失礼いたしており
ます。
さて、早くも来年度の日本心理学会61回大会の案内が来ました。
次回は、ワークショップの代わりに“ラウンドテーブルディスカッショ
ン(いちおう従来どおり“ws”と省略しておきます)”と呼ばれるそ
うです。時間が2時間に伸びたのでちょっと楽になりましたね。

心理学会会員の方は、ぜひこのwsで取り上げるテーマについて御提案
いただきたいと存じます。もちろん、従来の“心理学研究の自己点検”
というタイトルの継承にはこだわっておりませんし、同時に2テーマ以
上の企画があってもよいのではないかと思います。
(いちおう、前3回の企画に関わった者として提案させていただきます
が、“長谷川は役に立たないので引退しろ”という御提案があればそれ
でも結構です)。

私のほうで、思いついたテーマとしては、
(1)パス解析(共分散構造分析)について
(2)質的データ解析について
(3)実験研究によって何がわかるのか
(4)質問紙調査によって何がわかるのか
(5)個体差の分析によって何がわかるのか
といったところです。
(1)については、教心研レビューで有名な守さんが
最新のレビュー
http://zenkoji.shinshu-u.ac.jp/mori/kr/kr0204.html
の中で、
quote==============
“今年レビューした『教心研』掲載論文を通して、KRが見出した教育心
理学におけ る最近のホットな話題は、
「パス解析(共分散構造分析)」「行動遺伝学」「検定力 分析」でし
た。「パス解析」は多くの論文で使われるようになりました。”
============unquote
と指摘しておられることもあり、1度は取り上げなければならない話題
ではないかと思っております。それと、このfprの参加者の中に第一
人者がおられるようですので、取り上げやすい話題ですね。もっとも、
長谷川自身は全くの素人ですので、前回同様、レジュメのホッチギス綴
じぐらいしかお手伝いできません。
(2)は、重要な解析法でありながら、心理学関係者のあいだでは相対
的に軽視されてきた方法ではなかったかとの印象を持っています。これ
についても、まだ御本人には相談していませんが、適役の方はおられる
と思います。
(3)〜(5)は、いちど統計解析の難しい話題から離れて、研究法の
基礎的な問題を考えたらどうかというような趣旨です。長くなりますの
で、今回は省略しますが、もしリクエストが多ければ、もう少し具体的
な問題提起をさせていただきたいと思います。

以上、よろしく御検討をお願いします。

長谷川芳典(岡山大学文学部心理学教室) 署名簡易版
http://www.okayama-u.ac.jp/user/le/psycho/member/hase/h0u.html






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