知人から質問をされたのですが,私にもよく分からないので,どなたか
どうかお知恵を拝借させて頂きたことがあります。
以下のようなデータに対してt検定を用いてよいのかどうか?というのが
質問の趣旨です(質問者の表を元に復元)。
データは以下のように,A,B,Cという3つの対象に対する比率を各Ssが
判断したものです。数値は%です(つまり各被験者ごとで,A+B+C=100%)。
これをA,B,C別個に平均を求めた数値が従属変数となります。
Ssは2つの条件の群に分かれていて,この条件間で,上で求めた平均値の差の検定を
A,B,Cそれぞれ別個に行うというものです。
Ss | A B C |
-----------------
1 | 10 20 70 |100%
2 | 20 30 50 |100%
: : : : | :
n | |100%
-----------------
平均 50 20 30
A,B,Cは独立ではないし,こういった比率を平均値にしてしまって果たしてよいのか?
というのが,何か変な感じがするのですが,統計の専門家でもないので,
根拠を挙げて「こういう理由でおかしい」あるいは「おかしくない」というのが
どうもよく分かりません。
あまり,見かけないようなやり方にも思えるのですが,いかがでしょう?
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Tsutomu Okada
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