[fpr 564] Observed Power

MORI Kazuo

守@信州大学です。

豊田さんの御指摘[fpr561]
toyoda>中程度の効果量という前提が良く分からないので,「そうすると」以降の状
況が,
toyoda>いまひとつ解りづらいのですが,検定力が低い状況で(投稿者に不利な状況
で)有意に
toyoda>なった(反対者の仮説の下で起きにくいことが起きた)のなら,それで良い
のでは
toyoda>ありませんか.
の通り、「検定力が低い」というのは間違いです。(誰かに指摘される前に訂正メー
ルを出したつもりだったのですが遅かった。[fpr562])
 
toyoda>中程度の効果量が解りずらいとは,「毒性検査では偏差値で0.2位の差も検出
すべき
toyoda>効果量となり得るし,逆に2つの心理検査の得点を比較して偏差値2.0位の差
なら,
toyoda>数字としての差は10倍だけれども,ほとんど差のないテストといえるかもし
れない.
toyoda>分野を限定しても立場によっていろいろ意見は分かれる」という意味です.
toyoda>
 「中程度の効果量」としたのは、コーエンも「効果量がはっきり決められないとき
は中程度にしておけ」みたいなことをいってたと思うのでそうしたまでで、お節介つ
いでに「効果量の大中小の場合について検定力を計算して明示する」というのでもい
いわけです。要は、検定力を明示することを何らかの方法で広めてしまおうという魂
胆ですから。
-------------------------------------------------------------------
守 一雄@信州大学教育学部学校教育講座 380長野市西長野6-ロ(カタカナの"ろ")
kazmori (at) gipnc.shinshu-u.ac.jp             電話 026-232-8106 内線454
『DOHC』『KR』発行元      Fax    026-237-6131 直通
http://zenkoji.shinshu-u.ac.jp/mori/hp-j.html
-------------------------------------------------------------------


スレッド表示 著者別表示 日付順表示 トップページ

ここは心理学研究の基礎メーリングリストに投稿された過去の記事を掲載しているページです。