守@信州大学です。 豊田さんの御指摘[fpr561] toyoda>中程度の効果量という前提が良く分からないので,「そうすると」以降の状 況が, toyoda>いまひとつ解りづらいのですが,検定力が低い状況で(投稿者に不利な状況 で)有意に toyoda>なった(反対者の仮説の下で起きにくいことが起きた)のなら,それで良い のでは toyoda>ありませんか. の通り、「検定力が低い」というのは間違いです。(誰かに指摘される前に訂正メー ルを出したつもりだったのですが遅かった。[fpr562]) toyoda>中程度の効果量が解りずらいとは,「毒性検査では偏差値で0.2位の差も検出 すべき toyoda>効果量となり得るし,逆に2つの心理検査の得点を比較して偏差値2.0位の差 なら, toyoda>数字としての差は10倍だけれども,ほとんど差のないテストといえるかもし れない. toyoda>分野を限定しても立場によっていろいろ意見は分かれる」という意味です. toyoda> 「中程度の効果量」としたのは、コーエンも「効果量がはっきり決められないとき は中程度にしておけ」みたいなことをいってたと思うのでそうしたまでで、お節介つ いでに「効果量の大中小の場合について検定力を計算して明示する」というのでもい いわけです。要は、検定力を明示することを何らかの方法で広めてしまおうという魂 胆ですから。 ------------------------------------------------------------------- 守 一雄@信州大学教育学部学校教育講座 380長野市西長野6-ロ(カタカナの"ろ") kazmori (at) gipnc.shinshu-u.ac.jp 電話 026-232-8106 内線454 『DOHC』『KR』発行元 Fax 026-237-6131 直通 http://zenkoji.shinshu-u.ac.jp/mori/hp-j.html -------------------------------------------------------------------
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