堀@香川大学経済学部です。 岡本さん@金沢大学文学部(数理心理学)[fpr 570] は書きました。 > いずれにせよ、差が些細であるかどうかの価値判断は統計学の問題ではなく、 そのとおりです。その方面のプロならわかっていないといけない。しかし、実状はどの程 度の差が意味があるのかわかっていない。ご指摘のように予備実験や予備調査をきちんと するとか、その尺度について十分経験をつむとかが必要ですが、なかなかそうなっていな い。 さらに、研究の方面をしらない人への情報として効果量は重要な情報と考えます。 > 私の場合、検定力は実験の前にチェックするのが現実的と考えます。 事前チェックしても、事後チェックも必要かと思います。 危ない調査や実験でないことを示すためにも、再解釈ができるようにするためにも、いく つかの指標を使う必要があるでしょう。さらに効果量はメタ分析の指標にもなっています から、あるほうがベターなものでしょう。 香川大学経済学部 堀 啓造 e-mail hori (at) ec.kagawa-u.ac.jp home page http://fourier.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/
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