[fpr 578] Observed Power

南風原朝和

南風原@東大教育心理です。

堀さん,コメントありがとうございました。

 >> 上の
 >> >     nc=t_obs;                    /* 非心t分布の非心度 */
 >> 部分が問題か?
 >>                 nc      t_obs     df
 >>  t分布     DELTA   T_ALPHA     1
 >> 
 >> と対応しています。

堀さんのは任意のデータから非心度 DELTA を求めていますが,私のは特
定のp値を与えるデータ,たとえばα=.05 でちょうど有意になる,つま
りp値がちょうど .05 となるデータに“対応する”DELTA (nc)を求め
ています。

データと母数がどういう意味で“対応する”のかが問題ですが,ここでは
一応,各群の標本平均を母平均に,プールした分散(級内平均平方)を母
分散に置き換えて,非心度を計算しました。

堀さんの最初のデータの両側検定について言えば,自由度が 12 のt分布
の 97.5%点 の 2.18 が,p=.05 に対応する DELTA の値で,それは堀
さんの T_ALPHA,そして私の t_obs と同じになり,DELTA にその値を入れ
れば Observed Power は .50 に近い値となります。

 #細かいことですが,両側検定の場合の検定力は,下側の棄却域に入る
  確率も加える必要があります。

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