南風原@東大教育心理です。 堀さん,コメントありがとうございました。 >> 上の >> > nc=t_obs; /* 非心t分布の非心度 */ >> 部分が問題か? >> nc t_obs df >> t分布 DELTA T_ALPHA 1 >> >> と対応しています。 堀さんのは任意のデータから非心度 DELTA を求めていますが,私のは特 定のp値を与えるデータ,たとえばα=.05 でちょうど有意になる,つま りp値がちょうど .05 となるデータに“対応する”DELTA (nc)を求め ています。 データと母数がどういう意味で“対応する”のかが問題ですが,ここでは 一応,各群の標本平均を母平均に,プールした分散(級内平均平方)を母 分散に置き換えて,非心度を計算しました。 堀さんの最初のデータの両側検定について言えば,自由度が 12 のt分布 の 97.5%点 の 2.18 が,p=.05 に対応する DELTA の値で,それは堀 さんの T_ALPHA,そして私の t_obs と同じになり,DELTA にその値を入れ れば Observed Power は .50 に近い値となります。 #細かいことですが,両側検定の場合の検定力は,下側の棄却域に入る 確率も加える必要があります。 :==============================================: : 南風原朝和 haebara (at) educhan.p.u-tokyo.ac.jp : : 〒113 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学教育学部 : : TEL:03-5802-3350(直) FAX:03-3813-8807(共): :==============================================:
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