[fpr 581] Observed Power

Takayuki Nakata

中田@岡山大学です。

>中田さんが計算された post-hoc power は被験者数と母集団効果量を与えた
>ときの検定力です。一方,ここで議論になっている Observed Power は,実
>験の結果まで得られた時点で,そこで得られた標本効果量をあたかも母集団
>効果量とみなして,実際に用いた被験者数と有意水準αを使って検定力を計
>算するものです。したがって,post-hoc power の計算では不要なp値が必要
>になってきます。

南風原さん,的外れなコメントをしてしまい申し訳ありませんでした。Observed pow
er を power と勘違いしていました。群の数が増え n が減れば post-hoc power で
示されるように検定結果が有意になる確率が低くなるのであるが,その条件でも有意
の検定結果をだす現象は effect size が大きく observed power も大きくなるとい
うことなんですね。
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Takayuki Nakata, Ph.D.

Graduate School of Humanities and Social Sciences
Okayama University

3-1-1 Tsushimanaka 
Okayama-shi, Okayama 700
Japan

Tel: 81-086-251-7456
Fax: 81-086-255-9903
E-mail: tnakata (at) ccews2.cc.okayama-u.ac.jp
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