南風原@東大教育心理です。 狩野さん,ご教示ありがとうございました。 >> (i) nc^=[{(df2-2)/df2}*f_obs-1]*df1 >> >> となります.df2 が十分大きいと,係数{(df2-2)/df2}は1に近いです >> から,これを無視するにしても, >> >> (ii) nc^=[f_obs-1]*df1 >> >> となって,step 11 とはやや異なります.nc^ は,step 11 のものと比 >> べて少し小さな値になるので,power はやや小さくなるはずです. (i)式をもとのプログラムの step 11 に入れて再計算しました。 p=.10のとき: OBS GROUP N_EACH F_CRIT ES_CRIT NC OBS_PWR 1 2 30 4.00687 0.25842 1.69774 0.24932 2 3 20 3.15884 0.32449 2.62802 0.27290 3 4 15 2.76943 0.37212 3.31883 0.28279 4 5 12 2.53969 0.41148 3.90172 0.28837 5 6 10 2.38607 0.44591 4.42238 0.29191 p=.05のとき: OBS GROUP N_EACH F_CRIT ES_CRIT NC OBS_PWR 1 2 30 4.00687 0.25842 2.86870 0.38442 2 3 20 3.15884 0.32449 4.09601 0.40496 3 4 15 2.76943 0.37212 5.01157 0.41432 4 5 12 2.53969 0.41148 5.78935 0.41998 5 6 10 2.38607 0.44591 6.48848 0.42383 p=.01のとき: OBS GROUP N_EACH F_CRIT ES_CRIT NC OBS_PWR 1 2 30 4.00687 0.25842 5.8485 0.66211 2 3 20 3.15884 0.32449 7.6455 0.67194 3 4 15 2.76943 0.37212 9.0110 0.67808 4 5 12 2.53969 0.41148 10.1882 0.68270 5 6 10 2.38607 0.44591 11.2592 0.68644 これで良いと思います。p=.05のときの Observed Power が50%程度になる というのは分布のおおまかな対称性を前提とした予想でしたが,上記の結果から, 分子の自由度が大きくなって非心F分布が対称な分布に近づくにつれて,50%に 近づいていることが分かります。 おかげ様で大変すっきりしました。どうもありがとうございました。 関連した訂正などは,別便で投稿します。 :==============================================: : 南風原朝和 haebara (at) educhan.p.u-tokyo.ac.jp : : 〒113 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学教育学部 : : TEL:03-5802-3350(直) FAX:03-3813-8807(共): :==============================================:
ここは心理学研究の基礎メーリングリストに投稿された過去の記事を掲載しているページです。