市川@東京外国語大学です. 狩野さん@筑波大学 [fpr 599] >いない,と思います.私個人的には,かなりイケルと思っていますが,bootstrap >法は好き嫌いがはっきりしており,統計学をしっかり勉強したやや年配のBIGほ >ど anti-bootstrap であると感じています. 因子分析や共分散構造分析におけるブートストラップ法の適用につ いては,少し調べて発表したことがあります.しかし,情けない話 ですが,自分で実際に手を下して調べ始めてみると,イケるんだか イケないんだか,よくわかりません.そこで,現在も調べています. 私のいる大学は,情報の過疎地なので,最新のことは分りませんが, Marcoulides & Schunmackker (Eds.) Advanced Structural Equation Modeling Techniques. の中に Yung & Bentler の review があるようです. (草稿はふとしたことで入手したが,現物は確認していません) >共分散構造分析ソフトウェアの多くが(AMOS, EQS, LISREL, SEPATH) bootsrap 法を >サポートしていますから,今後適用例が増えていくでしょう.一つの欠点は,計算時 >間が膨大になることです.pentium 200 Hz でどこまで速く処理できるのでしょうね. ソフトウェアの開発者にとっては欠点でしょうが,方法の提案をす るときには,その時点での技術水準を考慮しなくてもよいのではな いでしょうか.Spearman が因子分析モデルを提案したときには, この世にはまだコンピュータはなかったのですから. - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 114 北区西ケ原 4-51-21 東京外国語大学 市川雅教 03-5974-3601 (ダイヤル・イン,FAX兼用) gch01064 (at) niftyserve.or.jp - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
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