[fpr 625] 名前余話

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鈴木@日経です

朝野さん@専修大:
>佐藤スコアは広告の注目率を基準変数に、広告掲載に関する質量混合の要因を
>説明変数にした回帰分析の推定値です。部分的にダミー変数を含んだ重回帰分
>析といってよい問題を扱いました。佐藤さんはパラメータ推定法を明らかにし
>ていませんが、共分散分析で解いたのではないかと推察します(今大流行の共
>分散構造分析ではありません).ですから佐藤スコアを、単純に1類の分析結
>果というのは言い過ぎかな、と思います。

 いい加減なことを書いてしまい申し訳ありませんでした.質量混合の場合の
回帰分析(と変数[アイテム]選択法)は芳賀敏郎先生のCDA(製品はJU
SE/MA)がオリジナルかと思っていましたが,その前に既にあったのです
ね.実際のデータ解析では,すべての説明変数が量的であることは少ないし,
すべてが質的であることも少ないのに,教科書がそれによって多変量解析の種
類を分類し,ユーザーは手法にデータをあわせるためにカテゴライズしたり,
量的とみなすことを気にしてた頃,柳井他編『人間行動の計量分析』(東大)
で,芳賀先生が,SASの proc reg で質量混合の説明変数を扱って,変数選
択・アイテム選択,カテゴリ併合をする手順を紹介しているのを読み,とても
実用的な話題だなと感激していました.

# ところで皆様,私が言及だけして狩野さんがていねいに説明して下さった,
アルバクルの共分散構造分析セミナーというのは,朝野さんが開催してくださ
ったものでした.

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