鈴木@日経です 朝野さん@専修大: >佐藤スコアは広告の注目率を基準変数に、広告掲載に関する質量混合の要因を >説明変数にした回帰分析の推定値です。部分的にダミー変数を含んだ重回帰分 >析といってよい問題を扱いました。佐藤さんはパラメータ推定法を明らかにし >ていませんが、共分散分析で解いたのではないかと推察します(今大流行の共 >分散構造分析ではありません).ですから佐藤スコアを、単純に1類の分析結 >果というのは言い過ぎかな、と思います。 いい加減なことを書いてしまい申し訳ありませんでした.質量混合の場合の 回帰分析(と変数[アイテム]選択法)は芳賀敏郎先生のCDA(製品はJU SE/MA)がオリジナルかと思っていましたが,その前に既にあったのです ね.実際のデータ解析では,すべての説明変数が量的であることは少ないし, すべてが質的であることも少ないのに,教科書がそれによって多変量解析の種 類を分類し,ユーザーは手法にデータをあわせるためにカテゴライズしたり, 量的とみなすことを気にしてた頃,柳井他編『人間行動の計量分析』(東大) で,芳賀先生が,SASの proc reg で質量混合の説明変数を扱って,変数選 択・アイテム選択,カテゴリ併合をする手順を紹介しているのを読み,とても 実用的な話題だなと感激していました. # ところで皆様,私が言及だけして狩野さんがていねいに説明して下さった, アルバクルの共分散構造分析セミナーというのは,朝野さんが開催してくださ ったものでした. ============================================================= 鈴木 督久 ( Tokuhisa SUZUKI ) 日経リサーチ 集計解析室 〒101 千代田区神田司町2−2−7 パークサイド1ビル Phone:03-5296-5101(DI) FAX:03-5296-5100(DI) Home:03-5261-7077 stok (at) nkrstat.dp.u-netsurf.or.jp | KGH00763 (at) niftyserve.or.jp =============================================================
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