堀@香川大学経済学部です。
南風原 さんは書きました: [fpr 623]
>効果の大きさの指標は,
この件どうもありがとうござます。
>
>芝・南風原「行動科学における統計解析法」では,dをごく単純に
> (4) d'=(標本平均の差)/(プールされた群内標準偏差)
> =t*sqrt [(n1+n2)/(n1*n2)]
>で推定しています。それは,メタ分析等でこの式が多用されていることと,
これに対応するを仮に記述効果量として、とりあえずチェック項目として使うというのは
どうなのでしょうか。これに対応するfをf'とすると、
f'=sqrt(F*dfh/N)=sqrt(msbg/mswg*dfh/N)
(a) f^=sqrt(f'^2-2*f'^2/dfe-dfh/N) dfh=df1 dfe=df2
またKirk らの効果量は
(b) f(kirk)=sqrt(f'^2-dfh/N)
(a)(b)から常にf^<f(kirk) となる。もし、d' を基準に使うなら、f' よりもf(kirk)
のほうがいい近似になっているということになる。d'やf'から直ちにf^があまりよくない
可能性があるというのは早計と思います。もちろん、疑わしいのかもしれないですが。
bootstrapでチェックするというのはどうですか。といいながらやっていない。
香川大学経済学部
堀 啓造
e-mail hori (at) ec.kagawa-u.ac.jp
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