難しい話、面白そうな集まり(Quality of Life に関するシンポジウム テーマ: 生と死の行動計量)のメイルの中にいささかまた的はずれな話題を出させて ください。茶飲み話にでもなれば... 定期試験の季節で答案用紙の山に埋もれていて、学生たちの恐ろしい解答に 苦しみながら、自分の採点行動はどんなもんだろう?と思ったものですから、 ある試験の結果をヒストグラムにしてみました(いや、いつもそうしているのです が)。点数軸は何点でもいいのですが、その分布は階級値の小さいほうから 次のようでした。 0 0 2 4 11 17 30 33 19 2 0 0 つまり平均より下のほうに裾野が長いのと、平均より上に向かってはなだらか な降下で、下に向かっては急な降下(ちょうど火口湖へ落ち込むような形)の ようです。こういう分布で思い出すのは、予告付きの反応時間とかスケジュール 屋さんならDRLの反応間間隔などの分布です(但し、分布の形は低いほうが なだらかなので逆ですが)。ワイブル分布に当てはめると2過程混合だとか何とか 論議されていたこともありました。それは兎も角、このような分布を持つ採点をし た私は、どういう基本的態度を採点に際して持っていたのだろうか?というのが 質問です。 当たり前の解答があるのかもしれませんので、教えを乞いたいと思っています。 例えば、私はなるべく点を与えて合格させたいと思っているのか、その逆か、 などなど。統計的、非統計的、どのようなレベルでも有り難く思います!宜しく。 久保田 新
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