繁桝@東大総合文化です. 岡本さん(金沢大)のコメントありがとうございました. 定義をはっきりさせなくては議論になりませんね(反省). > > fj を確率変数的な関数と見て+eを含ませて考えることも出来ます。 > 一般に数理モデルと言う場合にはそうなんですか? 御指摘のように、私の示したfは、パタンに関するモデルです.もし確率変数に対する モデルが必要ならば、その部分を分離して考えた方が良いかなと思いました.(確率変数 との関係は加算とは限りませんが). > > >ここで、たとえば、y=f(r(x),s(x))+eとコンパクトに書けたとする.このrやsが > >媒介変数である.媒介変数は、記述の簡約以上の意味を持たない. > > モデル構成上の形式的手続きとしてはそうでしょうが、関数fで表わされて > いるメカニズム(心理学的過程)の解釈を導入するためのステップとして行い、 > 構成概念としての意味をもたせる可能性もあると思います。 > 私もそうだとは思いますが、定義として、観測入力変数の関数は、 媒介変数であり、構成概念を示す潜在変数でないとしています. 問題は、構成概念としての意味を持たせると言う場合の構成概念の意味とは 何でしょうかということです. 構成概念がまるごとそっくりの形で測定できない心理学では、構成概念の意義は、 (1)モデルの簡約化と同時にわかりやすさ.(2)自分の心に照らして心当たりがあり、 因果性の物語が描けることとしたわけですが、当り前のことなんでしょうか.
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