鈴木@日経です Tsutomu Okada <okada (at) ed.niigata-u.ac.jp> さん >どうも不具合かと思われる,変な動作がありました。 >Base SASソフトウエアプロシジャガイド Version6 First Edition(SAS出版局) >のp226にはPROC MEANSで出力させる統計量が指定できる旨が記載されています。 すでに解決済みかも知れませんが、これは不具合ではありません。ご覧になっ た頁は印刷出力項目の記述です(統計量の指定キーワードは p.220 or p.223)。 ところが、面白い事を知りました。 >またNobs(処理中のBYグループの,CLASS変数の分類レベル中のオブザベーション数) >を指定すると >ASSUMING THE SYMBOL NOBS WAS MISSPELLED AS NONOBS. >と別のものに解釈されてしまいます。 nobs というオプションは、 Base SAS におけるすべてのプロシジャにおい て存在しない(ちなみに proc print には noobs というオプションがある) けれど、このメッセージは nonobs というオプションが存在するかのような報 告をしている。実際には nonobs というオプションは存在しない。あっても良 いけれど、統計量の出力に標本数を表示しないコンセプトの積極的意義が見出 せない(せいぜい好意的に解釈して、proc corr のような、標本数の表示規則 のつもりなら紙幅節約の観点から受容できる)。 さらに、nonobs というオプションは output ステートメントと関係してい ることをメッセージは示唆している。実際、 output ステートメントを指定し て nonobs オプションを指定するとメッセージは出ないと同時に、このオプシ ョンはなんの実効もない「お呪い」となる。 (1)統計関係のプロシジャには n, nmiss というオプションはある。 (2)proc print には noobs というオプションはある。 (3)nobs, nonobs というオプションは、 Base SAS, SAS/STAT のあらゆ るプロシジャに存在しないしマニュアルにも無い。 というのが公式仕様ですが、 nonobs という呪文が人知れず紛れ込んでいる ことを岡田さんの投稿で初めて知りました。 #社用ID(昼顔)に変更しました。 -------------------------------------------------------------- 鈴木 督久 ( SUZUKI,Tokuhisa ) e-mail: stok (at) nikkei-r.co.jp 日経リサーチ 〒101 千代田区神田司町2-2-7 パークサイド1ビル TEL:03-5296-5101, FAX:03-5296-5100, Home(TEL&FAX):03-5261-7077 --------------------------------------------------------------
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