鈴木@日経リサーチです "Y.Hasegawa/長谷川芳典" <hasegawa (at) cc.okayama-u.ac.jp> さん >私のスクラップブックを辿ってみると、5月1日の朝日新聞に、こ >ういう記事がありました。 >>大阪では、少年でも補導では済まされずに逮捕されるケースが増 >>えている。大阪府警が昨>秋、「学校や家庭の指導力を超えた非 >>行少年を立ち直らせるためには、逮捕も辞さない」 >>との方針を打ち出したからだ。 >凶悪犯のことはよくわかりませんが、補導から逮捕へと方針を変 >えれば当然逮捕者数は増加するわけで、数値の増減だけで犯罪傾 >向を推測することは無理であろうと思っていました。 私は決して、あげ足取りのつもりはないのですが、マスコミの端く れとして気になるので書きます。朝日の引用だけから見ますと、逮 捕ケースが増えたのは逮捕方針を打ち出したからだ、という当たり 前のことを言っているだけで、矛盾はないと思います。別の部分で 犯罪の一般傾向に拡大解釈しているのでしょうか?。 同様に、読売の世論調査に関する守さんの投稿でも、少年逮捕を受 けて読売が少年犯罪の増加を示す結果を誘導する調査をやったよう な読後印象を受けますが、読売があの質問内容を決定した時、神戸 事件の犯人はまだ30〜40歳位の成人であろうと思われていまし たから、少年逮捕を受けて企画した調査ではありません。(念のた めですが)。 ただ、私も少年逮捕後に急に少年犯罪の増加傾向が口にされる機会 が増えたという印象は持っています。それは、これを契機に注意し ましょう、ということを強調するのが目的だと考えています。また、 世論調査において国防や憲法問題では明らかに社によって質問文に 誘導意図が感じられる印象も持ったことがあります。 -------------------------------------------------------------- 鈴木 督久 ( SUZUKI,Tokuhisa ) e-mail: stok (at) nikkei-r.co.jp 日経リサーチ 〒101 千代田区神田司町2-2-7 パークサイド1ビル TEL:03-5296-5101, FAX:03-5296-5100, Home(TEL&FAX):03-5261-7077 --------------------------------------------------------------
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