岡本@金沢大学です。
守@信州大学さんより:
> 斜交解は直交解をも含むより柔軟な解ですから、データへのあてはまりは優れてい
>るはずです。
あてはまりは、同じです。
変数Zが、因子ベクトルFによって次のように表わされたとします。
Z=AF+残差
Fの相関行列 E(FF')を次のようにスペクトル分解します。
E(FF')=PLP'
Pによって、Fをつぎのように、Gに変換します。
G = P'F
このとき、
Z=AF+残差
=APP’F+残差
=APG+残差
となり、
E(GG') = E(P'FF'P)
= P'E(FF')P
= P'PLP'P
= L
となります。
Lは、対角行列ですから、直交しています。
岡本安晴
C00279 (at) simail.ne.jp
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