岡本@金沢大学文学部です。 溝渕さん@NTTのご指摘: > 確かに、例の式になりますね。2項分布に従うことを仮定しているというこ >とでしょうか。しかし、世帯視聴率のデータは、サイコロを振る試行のように、 >一定の生起確率を仮定するというのがどうもピンと来ないのですが... テレ >ビのチャネル数と、モニター世帯数が一定に定められた中での生起確率なので、 >2項分布でいいのでしょうか。 非復元抽出と復元抽出の区別ですね。 先の私の計算: > ちなみに、2項分布のモデルを設定して、標本数600、観測度数60、 >信頼係数95%で信頼区間を直接求めると > > 0.0772 〜 0.1268 > >となります。 も、母集団が標本数に比べて十分大きいだろうという前提の下で、復元抽出の モデルで計算しています。 非復元抽出の場合の有限母集団修正の式が、 森田・久次「新統計概論」日本評論社、1993 のp.262に載っています。 母集団の大きさ、モニター世帯の採り方(データの質)、必要な精度、 計算の労力、などによって、設定するモデルが決まるわけですが、今回の場合、 ベルヌーイ試行をモデルとして用いることはどうなのでしょうか? 岡本安晴 C00279 (at) simail.ne.jp
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