豊田@立教大学です haebara (at) educhan.p.u-tokyo.ac.jp (Haebara (南風原)) さんは書きました: >南風原@東大教育心理です。東大野球部快勝の翌朝で,気分がいいです。 >「標本誤差」という用語については,豊田さんから > > >> 標本誤差という言葉は,半分日常用語になっていて,定義がゆれています > >という指摘がありましたが,溝渕さんがご質問のメールの題名に使った sampling >error の訳が標本誤差ですよね。つまり,母集団から限られた標本を抽出すること >で生じる誤差ということです。視聴率の例では, > 標本誤差 = 標本で得られた視聴率 − 母集団における視聴率 >となります。 私も大学院生の頃はそのように理解しておりました.ところが標本誤差は例の wwwページに限らず,様々な使い方がなされ,その多くは学術的には誤りな のですが,特に Yasuo Miyazaki <miyazak1 (at) pilot.msu.edu> さんは書きました: >ご質問の中の 標本誤差とは > 母集団における世帯視聴率の95%信頼区間を求める公式 > > 平均の推定値+ー標本誤差 > >の中にあらわれるもので という95%信頼区間とバインドした使い方が非常に多いようです.興味を もって調べてみたところ, 安田・原 社会調査ハンドブック(第3版)有ひ閣双書 p11, L8 で95%信頼区間とバインドした定義がなされています. 個人的には 標本誤差 = 標本で得られた視聴率 − 母集団における視聴率 として使っているのですが,上記の教科書は社会調査分野では大きな影響力を もっており,定義がゆれていると感じました. -- ---------------------------------------------------------------------- TOYODA Hideki Ph.D., Associate Professor, Department of Sociology TEL +81-3-39852323 FAX +81-3-3985-2833, Rikkyo(St.Paul's)University toyoda (at) rikkyo.ac.jp 3-34-1 Nishi-Ikebukuro Toshima-ku Tokyo 171 Japan ----------------------------------------------------------------------
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