南風原@東大教育心理です。 Y.Hasegawa/長谷川芳典 さんが以下のように書いています: >今年もまた日本心理学会のラウンドテーブルディスカッション(RTDと勝手に略 >す)の申し込みの季節がやってきました。 > >で、今年の企画ですが、何かご提案がありましたらよろしくお願いします。 >第1号通信を拝見したところ、今回は「共分散構造分析法」のレクチャも予定 >されているようですので、個人的な希望としては、統計の専門的な議論から >もう少し基礎的なレベルの議論、例えば昨年の豊田さんの議論をふまえる形で >「心理学研究における実験的方法の意義と限界」なんていうテーマで取り組めれ >ば、と思っております。 集団統計に頼る実験と対比させる形で,N=1の実験の意義と限界について まとまった話を聞いてみたいという希望をもっています。実験的研究にせよ 相関的研究にせよ,集団統計的アプローチが主流であった(近年の)心理学 研究の「自己点検」ということです。昨年,豊田さんが取り上げた「因果関 係」の問題についてもさらに理解が深められるのではないでしょうか。 --- 南風原朝和(東京大学大学院教育学研究科)
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