南風原さんのご指摘[fpr 905]の通りだと思います。
>科目の成績を,正規化された偏差値Tで表して,総合得点に組み込むこ
>とを正当化するのは,それが間隔尺度であることではなく(実際,間隔
>尺度であるとは言えないでしょう),やはりある種の理念や価値判断だ
>と思います。
選抜とは、そういうことだと思います。
>たとえば,数学または英語のうち1つを選択,という入試方法をとると
>き,「数学が得意な学生も英語が得意な学生もどちらも欲しいし,その
>両者が混在するのが最も望ましい。もし受験生の20%を合格にすると
>したら,数学受験者・英語受験者のそれぞれの集団から上位20%ずつ
>取りたい」という考え方があるとします。この場合は,それぞれの集団
>ごとに順位付けをして合格者を決めれば良いのですが,科目ごとに正規
>偏差値化すれば,両集団をプールしても同じ結果が得られます。
大学は、大学の選抜における考え方を総合得点の算出方法として募集要項に
明示することによって示し、それを参考にして受験生の人は受験校を決めている、
ということだと思います。
岡本安晴
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