豊田@立教大学です "A. Kamata" <kamataak (at) pilot.msu.edu> さんは書きました: >鎌田@ミシガン州立大学大学院です >私事ですが、自分で数値計算のためにプログラミングを始め(90年頃から QBASIC で >始めました)、それなりに自分用ののライブラリも蓄積しました。ところが、3年ほ >ど前にS-Plus という「半言語半パッケージ」を知り、それ以来QBASICを使ったこと >はありません。別にQBASICがよくなかったというわけではなく(むしろQBASICは私の >ような素人プログラマーには使いやすかったと思います)、基本プログラム言語を数 >値計算のために使う必要性を全く感じなくなったからです。(プログラムをコンパイ >ルする必要があれば別ですが) だれにも聞かれていませんが,わたしの計算言語履歴をちょっと書きます. わたしは81年に BASIC と FORTRAN を始めて,芝先生の教科書のプログラム を BASIC に書き換えて多変量解析の勉強をしました.84年に SAS の IML に出会い(当時は proc MATRIX といいました),「求めていたのはこれだ!」 と確信し,以後 10 年間は浮気をせずに IML 一本槍でした.FORTRAN なら 3,4ヶ月くらいかかるであろうニューラルネットワークのプログラムも1週間 位で書ける言語です(S-Plusと同じ様な言語です). 一生このまま IML かなと思った時期もあったのですが,立教に移って状況 がかわりました.貧乏研究室ゆえ,将来にわたって年間30万円ほどのSASの レンタル料を払いつづける自信がなくなったのです.そこで今ではもっぱら 買い取りのMATLAB を使っています.これなら,開発効率は IML 並みだし, お金がなくなっても使いつづけられるからです.ポストスクリプトファイル に図が出せるのでTEXとの相性もとても良いのです.いまはそれで完全に 満足しています.ウインドウズ言語は,憧れていますが,今は諦めています. しかし学生に技術を伝承するためには本来フリーソフトがいいと思います. 教育のためにはLISPSTATに乗り換えるべきだと思っていますが,な かなか踏ん切りがつきません. SASは学生バージョンすら出さないから,数年のうちに利用者が激減する のでは,と危惧しています. -- ---------------------------------------------------------------------- TOYODA Hideki Ph.D., Associate Professor, Department of Sociology TEL +81-3-39852323 FAX +81-3-3985-2833, Rikkyo(St.Paul's)University toyoda (at) rikkyo.ac.jp 3-34-1 Nishi-Ikebukuro Toshima-ku Tokyo 171 Japan ----------------------------------------------------------------------
ここは心理学研究の基礎メーリングリストに投稿された過去の記事を掲載しているページです。