日本気象協会の丹治と申します。 Web上の検索エンジンによってこのメーリングリストの存在を知 り、質問させていただく次第です。 さて、私どもは気象現象(吹雪、路面凍結・・・)による自動車 運転者の挙動特性について調査研究を行っているところでありま す。すなわち、気象条件を背景としたドライバーのヒューマンフ ァクターを分析することによって、道路上の防雪対策の基礎資料 とするものです。 この調査に先立ち、基礎的なドライバーの運転特性を把握するこ とを目的として、冬期道路上のドライバーの反応時間(外部信号 からブレーキペダルに足を乗せるまでの時間)を様々な被験者・ 状況下で観測したところであります。 このデータにもとづき、「条件A」「条件B」の被験者の相違を 統計学的手法によって、有意差の検定を行おうとしていますが、 分布形はどうやら正規分布と言えそうになく、その検定手法に頭 を悩ませている次第であり、いくつか質問させていただきます。 どなたかご教示していただければ幸いです。 (1)(ドライバーの)反応時間を分散分析する場合、何か しらの分布形が仮定されているのでしょうか? (2)また、この時の検定方法としてどのような手法が用い られているのでしょうか? (3)上記の前例として、過去の文献・論文などはあるので しょうか? 交通工学や人間工学の論文、参考書などを探したところ、これらに 触れられた記述はなく、分析に難渋しているところであります。 たまたま検索エンジンで「反応時間」をキーワードとしたところ、 公開された過去の記事の中に「反応時間と分散分析」について触れ られたメールのやり取りを目にし、「逆数を取って正規分布を当て はめる」とうい発言もあり、メールにて質問させていただく次第で す。質問自体が全くの的外れで、基礎知識などに失礼があった場合 はお許しください。 また、専門外なこともあり、私はこのメーリングリストに加入して おりませんので、返事は tanji (at) sapporo.jwa.go.jp までお願いいたします。 以上、長くはなりましたが重ね重ねお願いいたします。 ================================= 丹治 和博 tanji (at) sapporo.jwa.go.jp (財)日本気象協会 北海道本部 調査部 道路調査課 〒064 札幌市中央区北4条西23丁目 tel:011-622-2237 fax:011-640-2381 =================================
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