岡本@金沢大学です。
[fpr 982]より:
>このデータにもとづき、「条件A」「条件B」の被験者の相違を
>統計学的手法によって、有意差の検定を行おうとしていますが、
>分布形はどうやら正規分布と言えそうになく、その検定手法に頭
>を悩ませている次第であり、
単に2条件での差の検定なら、ノンパラメトリック検定を行うという
のではどうですか。
分布を決めてモデルを設定して分析するという方法も考えられますが、
反応時間の分布はいろいろなものが用いられています。
ポアッソン計数/計時モデルに基づいたconvolution、Weibull分布、
対数正規分布、ガンマ分布、という具合にいろいろあって、モデル構成して
分析するときはどれかを選ばなければなりません。
特定の分布を仮定せずに、ノンパラメトリック検定ですめば、
それで十分だと思います。
岡本安晴
c00279 (at) simail.ne.jp
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