松本@富士通研究所です。 便乗してしまいますが、、、 >> 長谷川@岡山です。 >> >なお、先ほどの説明で、総和を求めた後、n-1で割る話もしたのですが、 >> >そこでもなぜ n ではなく、n-1なのかということについて、自由度の話を >> >したところ(講談社ブルーバックスの「推計学のすすめ」(p.69)を参考に >> >しました)、いまいち理解してもらえませんでした。 >> >> 記述統計のレベルで標準偏差を扱うのであればn-1で割る必要はありませんよね。 >> 推定という観点から考える場合には、 >> >> ・不偏性の概念をまず説明し、 >> ・母平均の値が分かっていない時に標本分散から不偏推定量を求める場合には >> n-1で割らなければならないということを数式で証明する。 >> ・不偏分散の平方根をとっても標準偏差の不偏推定量にはならないが、 >> 正規母集団においては、....... >> >> というのがオーソドックスな教え方かと思います。 僕の持っている本が悪いのか、探し方が悪いのかも知れませんが「母平均の 値が分かっていない時に標本分散から不偏推定量を求める場合にはn-1で割ら なければならないということを数式で証明する。」というのになかなかお目に かかれません。 >> 森・吉田さんの「データ解析テクニカルブック」(北大路書房)50ページの >> 説明ならばもう少し直感的な理解が得られるかもしれません。 手元にあって読んでみました。「厳密な式の証明は省略する」とのことでし た。ううむ。残念。 もう一冊 タイトル 初等統計解析 著者 佐和隆光(経済系で有名な先生ですよね) 出版社 新曜社 ページ 57〜58 も、似たような説明であるとおもわれます。こちらも「おおざっぱに説明する と」との記述でした。 松本安英 富士通研究所 情報サービス研究部 ymatsumo (at) flab.fujitsu.co.jp
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