[fpr 1093] Anova icc

南風原朝和

南風原@東大教育心理です。

Takuro TOMITA さんが以下のように書いています:

> 富田@精神保健研究所です.
> 
> 岡本先生@金沢大,レスありがとうございます.
 
> iccはご指摘の通り,intraclass correlation coefficientです.
> 要因の分散の比率という定義もその通りでございます.
> 
> 計算式自体は説明の書いた本や論文を見つけることができたの
> ですが,ソフトウェアで計算可能なものはないのでしょうか.

被験者N人 × 評定者n人 という2元配置のデータの分散分析ですから,
適当な分散分析用ソフトで,それぞれの要因および残差の平均平方が算出
できます。あとは

級内相関=(被験者の平均平方 − 残差の平均平方)/
                    (被験者の平均平方 + (n-1)*残差の平均平方)

に代入すれば良いと思います。

(参考:池田央ほか監訳「教育測定学 上巻」みくに出版,179頁)

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南風原朝和 haebara (at) educhan.p.u-tokyo.ac.jp 
〒113-0033 東京大学 大学院教育学研究科
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