南風原@東大教育心理です。
Takuro TOMITA さんが以下のように書いています:
> 富田@精神保健研究所です.
>
> 岡本先生@金沢大,レスありがとうございます.
> iccはご指摘の通り,intraclass correlation coefficientです.
> 要因の分散の比率という定義もその通りでございます.
>
> 計算式自体は説明の書いた本や論文を見つけることができたの
> ですが,ソフトウェアで計算可能なものはないのでしょうか.
被験者N人 × 評定者n人 という2元配置のデータの分散分析ですから,
適当な分散分析用ソフトで,それぞれの要因および残差の平均平方が算出
できます。あとは
級内相関=(被験者の平均平方 − 残差の平均平方)/
(被験者の平均平方 + (n-1)*残差の平均平方)
に代入すれば良いと思います。
(参考:池田央ほか監訳「教育測定学 上巻」みくに出版,179頁)
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