[fpr 1153] APA の統計への態度

堀啓造

堀@香川大学経済学部です。

Re: [fpr 1147] Re: APA の統計への態度
ども。ノートパソコンに移ってから、ROMになっていました。

守 一雄さん wrote ;

>
>> というのは積極的に変なデータを省けといっているのだろうか。
> そうではないと思います。
>「報告された結果が、【データの特殊性・特異性によるものでない】ことをシッカリ
>と示せ」
>と言っているのだと思います。

それで、示すとはどういうことになるのか?
(1)一つはサンプリングが適正なものであることを示すことですね。心理学ではほとんどは
コンビニエンスタイプですから、失格です。

事後的には、
(2)その次に、異常なデータは存在しないよということ。
EDAなどの適用になります。

(3)さて、そこで異常なデータはあったならどうするか。データ入力の間違いのチェックな
どがありますが、そうでなかった場合。

(4)EDAの一つの適用としてそれを排除する手があります。
(5)そのデータが入っていてもなくても同じ結果がでるというのも一つの手かな。

(5)あとは、resampling系統もあるかな。
(6)スプリットするというのもありますね。

ということで、心理学がやる方法としては、排除するというのもあって実際に排除している
論文をときどき見ます。(2)がうまくいえればいいですが、そうでなかった場合、(4)(5)あ
たりが現実的手段ではないでしょうか。

この手の論文は読んでいないので、見聞きする範囲で考えました。フォローお願いします。

ところで、雑誌 「大航海」1998年8月号に「日本に認知革命は起こったのか」p12-13
という
佐伯胖氏のエッセーがあります。
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日本での認知科学は結局、「当世はこういう考え方がはやっている」という話でしか入ら
ず、それまでの考え方に対する強烈なアンチテーゼ性が伝わらなかったのだと思える。した
がって、「それっぽい研究」が広まると、自然にモトのモクアミになる。
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という総括になっています。そうだったのですかね。


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