[fpr 1160] APA の統計への態度

守一雄

守@信州大学です。

At 9:08 AM 98.8.25, Keizo Hori wrote:
> 堀@香川大学経済学部です。
>
> 守 一雄さん wrote ;
> >
> >> というのは積極的に変なデータを省けといっているのだろうか。
> > そうではないと思います。
> >「報告された結果が、【データの特殊性・特異性によるものでない】ことをシッカリ
> >と示せ」
> >と言っているのだと思います。
>
> それで、示すとはどういうことになるのか?

APAの該当ページへ行ってきました。
(c) the use of techniques to assure
that the reported results are not produced
by anomalies in the data
(e.g., outliers, points of high influence,
non-random missing data, selection, attrition problems)
should be a standard component of all analyses.
(すべての分析にはその基本的部分に
報告された結果が【データの特殊性・特異性によるものでない】ことを
シッカリと示せるような技法
を含まにゃあかんですぜ。)

 前の堀さんの紹介ではanomalies in the dataとしかありませんでしたが、
ここではその後にカッコ書きで、
「はずれ値による影響、points of high influence、偶発的でないデータの欠如が起
こす問題、
選択バイアス、研究の進行とともにデータ数が減少してしまう問題」
が挙がっています。(points of high influenceは何のことでしょう?)
 こういうものがないことをちゃんと確認しろということでしょう。

堀さんが言うように「変なデータを省け」というような
事後的な処理について言っているのではなく、
変なデータを取らないよう気を付けた上で
「変なデータによるものでないことをちゃんと確認しなさい」
と言っているのだと思います。





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