南風原@東大教育心理です。 Toyoda Hideki さんが以下のように書いています: > 豊田@立教大学です > > >> これは(ちょっと大袈裟に)たとえるならウィルスの研究をするのに > >> 虫眼鏡しか作れなかったということです.1くらいの差を見るのに,そもそも > >> 推定尺度値の信頼区間が8以上あるのでは,どうしようもない. > 学術誌に掲載された「尺度」ですから,私のような教育実習生を送り出す側 > の読者が使ってみようと思うでしょう.そのとき,かわいい教え子に数値を > 割り振るわけですから,せめて検査を受けた学生の尺度値がきちんと評価で > きることが大切です.眼の前の実習生が利用する場合には,この学生の推定 > 尺度値の信頼区間が(両側の幅を見込んでなお)十分に小さいことが大切 > です.8.53は広いです. 真の得点の信頼区間の幅は,測定値の(集団での)標準偏差と信頼性によって 決まるわけですが,いま問題となっている尺度のアルファ係数は実習前が .83 で実習後が .85 です。これは「どうしようもない」ぐらい低い値でしょうか。 --- 南風原朝和 haebara (at) educhan.p.u-tokyo.ac.jp 〒113-0033 東京大学 大学院教育学研究科 TEL:03-5802-3350 FAX:03-3813-8807
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