[fpr 1185] 失語症患者と健常者の比較

長谷川芳典

長谷川@岡山大学文学部心理学教室です。

ワケあって、最近の『心理学研究誌』に掲載されている実験論文を片っ端から拝見
しているのですが、その中の68巻1号掲載の

谷上亜紀・阿部純一両氏の
漢字想起の自己評価−−−失語症患者と健常者の比較. 心理学研究, 1997, 68, 17-24.

の方法で分からない所が出てきました。

この論文では、1名の失語症患者と6名の健常者に対して評定課題などを実施し、
その平均値について分散分析を実施、被験者間で有意差が見られた云々の議論を
されています。
刺激材料に対する評定値の独立性もさることながら、個々の被験者間の多重比較などに
どういう意味があるのか私にはよく理解できません。

妥当な解析であると思われる方がおられましたら、ご説明いただければ幸いです。

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長谷川芳典(岡山大学文学部心理学教室) 署名簡易版
http://www.okayama-u.ac.jp/user/le/psycho/member/hase/h0u.html




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