長谷川@岡山大学文学部心理学教室です。 ワケあって、最近の『心理学研究誌』に掲載されている実験論文を片っ端から拝見 しているのですが、その中の68巻1号掲載の 谷上亜紀・阿部純一両氏の 漢字想起の自己評価−−−失語症患者と健常者の比較. 心理学研究, 1997, 68, 17-24. の方法で分からない所が出てきました。 この論文では、1名の失語症患者と6名の健常者に対して評定課題などを実施し、 その平均値について分散分析を実施、被験者間で有意差が見られた云々の議論を されています。 刺激材料に対する評定値の独立性もさることながら、個々の被験者間の多重比較などに どういう意味があるのか私にはよく理解できません。 妥当な解析であると思われる方がおられましたら、ご説明いただければ幸いです。 ---------- 長谷川芳典(岡山大学文学部心理学教室) 署名簡易版 http://www.okayama-u.ac.jp/user/le/psycho/member/hase/h0u.html
ここは心理学研究の基礎メーリングリストに投稿された過去の記事を掲載しているページです。