鈴木@日経リサーチ です. 》同じデータをSASとSPSS(8.0J)で因子分析(主因子法・共通性事前推定=SMC) 》で行ったところ,固有値やその累積%が以下のように,全然違って出力されて 》SASではMETHOD=P PRIORS=ONEとした場合,固有値の出力が違ってきますが 》SPSSでは因子抽出法を「主因子法」にしても,下と同じ結果になってきます。 》【SAS】 》プログラム PROC FACTOR METHOD=P PRIORS=SMC やや細部が分かりませんが,SASの場合は「 method = p 」(p は principal の略 )という指定は主成分分析をするための指定ですから,上の プログラムは「共通性にSMCを指定して1回だけ固有値分解する」方法を やっているのです.priors=one の場合は単なる「相関行列の主成分分析で主 成分得点の分散を1に基準化する変法」です.SPSSの「主因子法」は常に 反復推定するようですから,同じ結果にするには「 method = prinit 」また は「method = uls」です.SASもSPSSも収束基準が十分きびしければ一 致するのではないでしょうか.
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