fpr の皆様: シカゴ大学社会学部の山口一男教授をお迎えして、特別セミナー を開催致しますので、ご参加下さい。 山口先生は、社会学における統計的方法に関する第一人者として 米国で活躍されています。 98.9.19 ================================== 前田忠彦@統計数理研究所 Tel:03-5421-8734 FAX:03-5421-8796 maeda (at) ism.ac.jp ================================== ------------------------------------------------------------------------- 特別セミナーのお知らせ 演 者 : 山口 一男(シカゴ大学社会学部) タイトル:「loglinearモデルの関連モデル、特に latent-class models と loglinear latent-trait models についての最近の動向 について」 日 時 : 1998年9月29日(火)15:30〜17:30 場 所 : 統計数理研究所 研修室 (新館2F) 東京都港区南麻布4-6-7 地下鉄日比谷線広尾駅下車徒歩7分 地図は、http://www.ism.ac.jp/ 参照。 概 要: まず始めにloglinearモデルとその関連モデルが特に社会学での応用 について、最近どのように発展されて来ているかについてレビュー し、次にその中からとくに山口の研究を例にとって (1)multinomial logit latent-class regression model と (2)loglinear latent-trait models for panal data analysis について説明し応用を紹介する。 Multinomial logit latent-class regression model は multinomial logit model の「潜在クラス版」で従属変数が観察された複数の内容 的に関連する離散変数で計測される潜在クラス変数となっている場合 で、modified Newton-Raphsponalgorithm を用いた Haberman の DNEWTON program を用いて「女性のgender-role attitude」の潜在ク ラスの分析に応用した例を示す。これは潜在クラスを伝統的な measurementの問題に用いる場合の一発展形態の例である。 Loglinear latent-trait models for panel-data analysis について は、measurement の問題から Rasch が開発した logit response function を用いた latent trait モデルが、unobserved population heterogeneity と内生変数の状態についての selection bias の制御と いう異なった目的への使用のためモデルがどのように発展・修飾され panel data の分析に応用されているかを社会学的な複数の応用を例に とって解説する。 照 会 先: 前田 忠彦(maeda (at) ism.ac.jp) 統計数理研究所 〒106-8569 港区南麻布4-6-7 Tel 03-5421-8734(直通) Fax 03-5421-8796 -------------------------------------------------------------------------
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