岡本@金沢大学です。
"[fpr 1216] JPA Round Table Discussion"より:
>話題提供者の岡本さんからは,事前に(直前に?)話題提供内容の概略を本
>メーリングリストに流してもらうことになっています。
来週の月曜日に流させて頂く積もりです。
話題提供の内容は
Stevensの科学論
Stevensの科学論に基づく尺度の問題
Stevensの尺度論をmeasurement theoryでのmeanigfulの
問題として考える(meaningfulとは科学的命題として
意味があるということをmeasurement theoryの立場で
表わしたものです)
科学的研究法ということを上のmeaningfulの考え方を
参考にしながら、もっと広く考える
尺度水準と統計法・データ分析法
というようなことを予定しています。
Stevensの尺度の問題は歴史的には、「心理学は科学でありうるか」、
「心理学において科学的測定は可能か」という論争から出てきたものです
(e.g.,吉野「公理的測定論の歴史と展望」進学評論,1989,119−135)ので、
「科学的研究法とは」というような問題が絡んできます。
>私たち参加者のほとんどが数学科出身でないことを十分ふまえて,
>分かりやすく話題提供してくださるようお願いしてあります。
私自身、実験心理学を専攻しているものとして、直感的な理解が
大切だと思っています。
岡本 安晴
c00279 (at) simail.ne.jp
ここは心理学研究の基礎メーリングリストに投稿された過去の記事を掲載しているページです。