[fpr 1224] 話題内容予定について

岡本安晴

岡本@金沢大学です。

  ようやくRTDでの報告内容をまとめることができました。

  「数量的データおよび尺度を考える」という問題は、「命題
に科学的意味が含まれている(meaningful)とはどういうことか」
という問題を踏まえて考えなければなりません。

  ということで、話題提供者としての報告内容は以下のように
予定しています。

○Stevensの考え:
  科学と数学、尺度の水準ということについてのStevens(1951)
の考えをまず取り上げなければなりません。

○Representation
  尺度は対象のrepresentationと考えます。

  ○尺度の種類
    Alper(1985,1987), Naren and Luce(1986),
    Cameron(1996), Niedereee(1994)
  ○Meaningful
    尺度(representation)によって表わされた命題が
  meaningfulであるということについての考え方の紹介です。
    Falmagne(1985), Roskam(1989), Narens(1985, 1988, 1996),
    Narens and Mausfeld(1992)
    Weber比のmodality間の比較に意味があるかといったことにも
  ふれます。

○Measurement theoryの位置づけについて考える
  Representationとかmeaningfulということはmeasurement theoryの
領域で扱われています。他の領域との関係について考えてみます。
  Michell(1986)のカテゴリー、representational theory, operational
theory, classical theory、をもとに考えます。
  Narens(1996), Mundy(1986), Luce(1959)

○統計法、データ分析法における問題として尺度の問題を考えます。
  Hand(1996), Velleman(1996), Wilkinson(1996)
  本メーリングリストfprで話題になった南風原さんのパラドックス、
相関係数、因子分析と尺度の関係にもふれます。

  以上を予定しております。

  皆様、宜しくお願い申し上げます。


                                               岡本 安晴
                                               c00279 (at) simail.ne.jp


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