堀@香川大学経済学部です。 Re: [fpr 1235] テューキー Yasuharu Okamotoさん wrote ; > 永田・吉田「統計的多重比較法の基礎」サイエンティスト社(1997)に >サンプルサイズが不揃いな場合のテューキーの方法で用いるqの値の算出 >のための式が載っていました(p.147)。その式をそのまま使ったプログラム >を次のWebページ > > http://www.users.kudpc.kyoto-u.ac.jp/~e50048/tukey/ このプログラム興味があったので、早速いただきました。しか〜し、遅いです。 下のほうにある、群内のサンプル数がすべて等しいときのプログラムでも遅い。 9月に Copenhaver,M.D. and Holland,B. 1988 Computation of the distribution of the maximum studentized range statistic with application to multiple significance testing of simple effects. J. Statist. Comput. Simul., 30, 1-15. のfortran プログラムをdelphi にそのまま移植したのを、少しブラッシュアップしてホーム ページにおきました。こちらのほうも非常にいい値をだします。 http://fourier.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/delphistat/index.html#multicomp のところで見つけてください。スピードも快適です。 ホームページのところでも書いておいたのですが、 岡本 安晴「Delphiで学ぶデータ分析法」CQ出版社、1998 の付録のフロッピーにおさめられている、標準正規分布、カイ2乗分布、t分布、F分布の accuracy(1e-17) がきついのではないか(10分以上まってもまだ処理していたこともあっ た、短気なもので処理結果をみることはなかった),1e-15 なら私のマシン(mpu 233mhz)で1 秒以内で解がでます。ほかの章のプログラムをみたら 1e-15を使用しているものも見つけまし た。というのを見ても1e-17はきびしい。 プログラムはこういう風にアルゴリズムを考えるのだなと参考になりました。delphi のプロ グラミング技法も参考にしています。 http://www.users.kudpc.kyoto-u.ac.jp/~e50048/tukey/ のほうはまったく追いかけていません。おいおい研究させていただきます。 ---- 堀 啓造(香川大学経済学部)e-mail: hori (at) ec.kagawa-u.ac.jp home page http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/ fourier でも www でもいいので、認知的負荷の少ない www を宣伝することにしました。 電話番号 087-832-1894(直通) fax 087-832-1820(事務室) 〒760-8523(これで香川大学経済学部)
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