長谷川@岡山です。 fpr1266についていろいろとご意見をいただきありがとうございました。 ネット上での性格診断テストは占いなどと一緒に http://www.kt.rim.or.jp/~uechi/psych.html というページに紹介されており、個人的には楽しませてもらっております。 但し、今回は新聞協会(新聞協会についての説明はhttp://www.pressnet.or.jp/3INFO/340nsk.html にあります)がネットおよび新聞の全面広告として企画したものだけに 影響は非常に大きいものと判断されます。 豊田さん[fpr1269]: >今回は,そのまま使用しているみたいなので,それと以下の文章は,直接は関係 質問項目も結果の解釈も 新聞協会、東大式、福島寛氏開発のもの(http://www.taisei-e.co.jp/seikaku/index.shtml) でみなマチマチのようです。 エゴグラムについては私もあまり知識はありませんが、東大式エゴグラムの 場合は「偏位度」に関する10問を含めて60問から構成されていると聞いております。 さいきんのネット上のテストはその10問を省いた50問で、 CP NP A FC ACの値を各3段階にカテゴライズし 3の5乗つまり243通りのパターンに分けて解説するという手順をとっているようです。 ネット上の診断ではエゴグラムのルーツについての説明が不十分で、質問項目の選定や 結果の解釈に監修者がどこまで自力で関与したのかも明記されていないところが あるようです。 新聞協会のテストには ・金融ビッグバンの記事には目を通すようにしている。 ・サッカーの「日本×アルゼンチン戦」の瞬間最大視聴率66%という数字は異常だと思った。 というような質問項目も含まれておりますから、監修者が何らかの必然性を感じて ホットな話題を含む項目に入れ替えを行った可能性があります。 上記の点を含めて ・新聞協会の企画は単なる遊びなのか、自己理解のための情報提供サービスなのか ・こういう形で性格診断を利用することは妥当であるのか といった疑問があり、私としても何らかの形で新聞協会あてに質問を 出してみたいと思います。 もし、連名で質問を出してみたいと思われる方がおられましたら 協議させていただきたいと思いますのでこちらの掲示板にご意見を お書きくだされば幸いです。 http://www3.ali.co.jp/~d90/cgi/mkboard.cgi?hasep (※上記のフリー掲示板は「血液型性格判断」関連のものですが 閑古鳥が鳴いておりますので、期間限定で上記目的に使用します) 質問内容がまとまりましたらこのMLでもご報告します。 ---------- 長谷川芳典(岡山大学文学部心理学教室) 署名簡易版 http://www.okayama-u.ac.jp/user/le/psycho/member/hase/h0u.html
ここは心理学研究の基礎メーリングリストに投稿された過去の記事を掲載しているページです。