森@広島大 です。 どなたも答えられないようですので、僭越ながら私が答えてみます(参考までに)。 中島さんの恩師のU先生には日頃から何かとお世話になっているので(つい先日は「心の 若さを保つ秘訣」を教えていたことでもあるし。とても参考になったと宜しくお伝えくだ さい)。 中島伸子<nobuko (at) ed.niigata-u.ac.jp> さんは書きました: >中島伸子@新潟大学教育人間科学部と申します. > >カテゴリカルデータの分析法についてお聞きしたいと思います. > >4つの選択肢からなら質問項目が4つあるとします.ある集団において,この4つ >の質問への解答パタンに違いがあるかどうかを分析するためには,どのような分析 >法を用いれば良いのでしょう(ちなみに,この4選択肢は順序尺度ではありません >). >対数線形モデルによって分析できるように思えますが,ただいま,対数線形モデル >を使用できる状況にありません(sasやSPSSが手元にない).他のノンパラメトリッ >ク検定がありましたら,参考書あるいは計算方法を教えていただけたらと思います >.3条件までなら様々な分析法があるようですが....(コクランのQやマン.ホ >イットニーの検定など).よろしくお願いいたします. > このような場合には、4つの選択肢のどれか1つに注目して、コクランのQ検定を行うよ りほかに方法はないのではないでしょうか。もし必要であれば、4つの選択肢のそれぞれ に注目してコクランのQ検定を4回行い、その結果を総合して4つの質問に対する解答パ タンの違いを分析することも可能だと思います。拙著「心理学のためのデータ解析テクニ カルブック」(北大路書房)の195ページ脚注をご参照ください。 また、条件(質問項目)は対応がある(被調査者は全員が4つの質問に答えるのですよね )ようなので、対数線形モデルの適用は不適ではないでしょうか。 ************************************** 森 敏昭 Toshiaki Mori E-mail:tosmori (at) ipc.hiroshima-u.ac.jp Tel & Fax: 082-941-1817 広島市佐伯区五月が丘1-10ー26 **************************************
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