[fpr 1307] Q:順序尺度データの判別分析

豊田秀樹

豊田@立教大学です

Shigekazu Ishihara <ishihara (at) onomichi-jc.ac.jp> さんは書きました:
>順序尺度データを判別分析することについての問題点というのは
>指摘されているのでしょうか?
>柳井・高木先生編,多変量解析ハンドブック
>p.146には,順序尺度データを通常の方法で分析しても
>OKであるむねがさらっと書かれています.
>fpr 663に,豊田先生が書かれているような観点からすると,モデル的にはOK
>だと考えたのですがいかがでしょうか.

判別分析の分析結果の出力には,予測変数を非確率変数(モデルの中の定数)
とみていい部分(0ー1データや歪んだデータでもokな部分)と,(多く
の場合に多変量正規分布の)確率変数を仮定して計算されている部分があり
ます.

重み係数,構造ベクトル,最大化された相関比など,非確率変数と見ても
結果の変わらない部分(この部分を数量化2類では利用しているし,
前掲,柳井・高木,で言及している)もあるのですが,その他の出力の
多くは予測変数に多変量正規分布を仮定していますからご注意ください.

ちなみに5件尺度や7件尺度の順序尺度は,間隔尺度のデータとして扱われ
ることが多く,それほど妙な結果はでませんよ.

--
----------------------------------------------------------------------
TOYODA Hideki Ph.D., Associate Professor,     Department of Sociology
TEL +81-3-39852323 FAX +81-3-3985-2833,   Rikkyo(St.Paul's)University
toyoda (at) rikkyo.ac.jp 3-34-1 Nishi-Ikebukuro Toshima-ku Tokyo 171 Japan
----------------------------------------------------------------------

スレッド表示 著者別表示 日付順表示 トップページ

ここは心理学研究の基礎メーリングリストに投稿された過去の記事を掲載しているページです。