国立長寿医療研究センターの福川と申します.初めて参加させて頂きます. sasによる共分散分析の実行を検討しています. 一般的な教科書では,共分散分析の使用にはいくつかの制限があり,その中で, 補助変数と 基準変数の相関パターンが説明変数の水準間で異なる場合は(交互作 用がみられることになるため),この分析は不適である,とあります.しかし, 最近 見かけた本(PC SASによる基礎統 計 学入門 by 新城明久 東海大学出版会 1995)では共分散分析を共通勾配共分散分析と異勾配共分散分析に区別し,後者 は説明変数の水準ごとに補助変数による調整を行うことで,分析が可能である (かのように)実行例が示されていました.この本には詳しい説明がないので, こうした方法の適否の判断に迷っています.どなたか詳しい方,あるいは適切な 説明が載っている本などご存知の方,教えてください.
ここは心理学研究の基礎メーリングリストに投稿された過去の記事を掲載しているページです。