豊田＠立教大学です 小林一生 <u0745073 (at) ue.ipc.hiroshima-u.ac.jp> さんは書きました： >初めまして，小林＠広大です。 >現在卒論で、音楽の特徴（i.e.明るい、暗い・・・）と喚起される感情（爽快な、 >沈んだ・・・）との因果関係について検討しています。 >音楽の特徴は主因子法バリマックス回転で２因子を、感情は最尤法プロマックス回 >転で４因子を得ました。 >次に特徴と感情の関係性として特徴（原因）→感情（結果）を考えていたので、SPSSの >AMOSでPASS図を描いて分析しようと思ったのですが、感情（結果）の４因子に相 >関関係を仮定すると特徴からのPassがひけなくなってしまいます。 >共分散構造分析というものは結果に相関関係を仮定してはいけないのでしょうか？ >また、結果に相関関係を仮定してもよい分析方法がありましたらお教えください。 「特徴」によって「感情」を説明しようとしているのですから，できれば 「特徴」が所与の状態で「感情」４因子は互いに無相関のほうが良い（モ デルとして優れている）のです．しかし，それで適合が悪ければ，仕方な いので「感情」４因子に刺さって誤差変数間に相関を設定してみて下さい． ただしその結果，誤差の相関の絶対値が高い場合には，「「特徴」以外に 「感情」規定する共通要因が存在することが示唆され，本研究ではその要 因を取り上げることができなかった」と論じ，具体的にその要因が何かを 心理学的に考察します． -- ---------------------------------------------------------------------- TOYODA Hideki Ph.D., Associate Professor, Department of Sociology TEL +81-3-39852323 FAX +81-3-3985-2833, Rikkyo(St.Paul's)University toyoda (at) rikkyo.ac.jp 3-34-1 Nishi-Ikebukuro Toshima-ku Tokyo 171 Japan ----------------------------------------------------------------------
ここは心理学研究の基礎メーリングリストに投稿された過去の記事を掲載しているページです。