堀@香川大学経済学部です。 Re: [fpr 1360] 因子数選定の方法 Yutaka Kanoさん wrote ; >因子分析における因子数選定の方法についての講義ノートを小生の WebPage に >アップしました.url は以下のとおりです.Frequaently Asked Question の5です >http://koko15.hus.osaka-u.ac.jp/~kano/lecture/index.html おかげで、過小のほうはなんとか了解できました。 ところで、この表ではSMCを対角に入れたときは比率から1因子というのを使っているのは経験的 なものでしょうか? 普通は固有値0より大きい固有値数を因子数とするという基準になっている ようですが。 同じデータのPA 基準で因子数を求める例。 Montanelli,R.G.,Jr.,& Humphreys,L.G.(1976).Latent roots of random data correlation matrices with squared multiple correltaions on the diagonal. Psychometrika, 41, 341-348. は logλi=ai+ bNi* log(N-1) + bni * log(n*(n-1)/2-(i-1)*n) λ, a, b,に続くアルファベットは添え字 bNi の Ni, bni の ni も添え字 N=observation数, n=変数の数, i=固有値の順位 という回帰式をつかっているので, i<(n+1)/2 という制約がつきます。 また、変数数 6以上90以下という制約もこれにはあります。 固有値番号 1 2 3 4 5 6 smc 固有値 2.073 0.433 -0.073 -0.120 -0.172 -0.205 PA 固有値 0.153 0.117 0.068 3番目で ランダム相関行列の固有値がSMC 固有値より大きくなるので因子数は2ということにな ります。 ---- 堀 啓造(香川大学経済学部)e-mail: hori (at) ec.kagawa-u.ac.jp home page http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/ 1999年2月22日から wwwサーバーは、www に統一されます。fourierはメールサーバー専用に変身。いまもwww が使えるので 上のurl を使ってください。 電話番号 087-832-1894(直通) fax 087-832-1820(事務室) 〒760-8523(これで香川大学経済学部)
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