[fpr 1378] 因子数選定の方法

堀啓造

堀@香川大学経済学部です。

Re: [fpr 1360] 因子数選定の方法

Yutaka Kanoさん wrote ;


>因子分析における因子数選定の方法についての講義ノートを小生の WebPage に
>アップしました.url は以下のとおりです.Frequaently Asked Question の5です

>http://koko15.hus.osaka-u.ac.jp/~kano/lecture/index.html

おかげで、過小のほうはなんとか了解できました。

ところで、この表ではSMCを対角に入れたときは比率から1因子というのを使っているのは経験的
なものでしょうか? 普通は固有値0より大きい固有値数を因子数とするという基準になっている
ようですが。

同じデータのPA 基準で因子数を求める例。
Montanelli,R.G.,Jr.,& Humphreys,L.G.(1976).Latent roots of random data correlation
matrices with squared multiple correltaions on the diagonal. Psychometrika, 41, 341-348.

は
logλi=ai+ bNi* log(N-1) + bni * log(n*(n-1)/2-(i-1)*n)
λ, a, b,に続くアルファベットは添え字 bNi の Ni, bni の ni も添え字

N=observation数, n=変数の数, i=固有値の順位

という回帰式をつかっているので, i<(n+1)/2 という制約がつきます。
また、変数数 6以上90以下という制約もこれにはあります。
		

固有値番号    1      2       3      4       5       6
smc 固有値  2.073  0.433  -0.073  -0.120  -0.172  -0.205 
PA  固有値  0.153  0.117   0.068 			

3番目で ランダム相関行列の固有値がSMC 固有値より大きくなるので因子数は2ということにな
ります。

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