[fpr 1419] kennkyuukai

繁桝算男

fprの皆様
繁桝@東大駒場です。
2つの研究会の案内をさせていただきます。

ひとつは、例年この時期にやっているIRTセミナーを以下のように計画いたしまし
た。今のところ出席予定者は10名程度です。各大学で開かれているセミナーと同
規模の気楽さで、かつ、普段討論することの少ない人とも討論できるという他流
試合的な意味もあり、IRTだけでなく、カテゴリカルデータの分析に興味のある方
ぜひご出席ください。発表も現在のところ4件と少なく、まだ余裕があります。参
加希望の方、発表できる方は、私のメールでご連絡ください( kshige (at) bayes.c.u-tokyo.ac.jp)

第7回IRTセミナー

日時 平成11年4月3日(土) 午前10時から午後3時まで(発表が増えた場合は若干
延長)
場所 東京大学教養学部2号間3階306号室
プログラム
10時  同時尺度調整法による等化の検討 藤森進(文教大)
11時  センター試験の設問の評価方法とIRT 菊地賢一(大学入試センター)
13時  IRTとニューラルネット分析 前川真一(大学入試センター)
14時  テスト得点のカテゴリー化の効用 繁桝算男(東大)

もうひとつの研究会は長くやっていた研究会ですが、最近、多忙のために休会に
なっていたLVM研究会です。BartolemewやMagnus and Neudeckerの著作を勉強して
きました。(そうです。研究会というよりも勉強会です。)
今回は、ベイズ統計学の本について学びます。
A.Gelman,J.B.Carlin,H.S.Stern and D.B.Rubin Bayesian Data Analysis
Chapman and Hall
ベイズ統計学は考え方がナイーヴで本来わかりやすく、数学ではないということ、
何にでも適用できることが納得できるような本です。(うそだと思ったらぜひ出席
してください)。また、この本は、コンピュータの発展が統計学の発展といまだ十
分にかみ合っていないと考える人にも、数値解析の先端的な部分と統計理論との
相互作用が面白いと思わせるように書いてあります。

第1回は4月5日、とりあえず、東大教養学部2号館1回107号室で、夕方6時から初会
合を開きます。その際に、ベイズ統計学の基本的な考え方の章を紹介します。定
期的にどのような時間帯にするかはその際に決めます。この研究会は、前川真一、
林篤裕、菊地賢一(以上大学入試センター)と繁桝が呼びかけ人です。興味のある
方は、やはり、上記当てメールください。

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