南風原@東大教育心理です。 Kazufumi OMURA さんが以下のように書いています: 》WAIS-Rのマニュアルなどで記載のある 》合成得点の信頼性についての手法を 》ご存じの方がいらっしゃいましたら 》ご教授下さい。 》合成得点 Y ; 》成分 X1 X2 X3 .. Xn ; 》重み W1 W2 W3 .. Wn ; 》Y = W1*X1 + W2*X2 + W3*X3 + .. + Wn*Xn ; 》とします。 》このときのYの信頼性を求めたいのです。 各成分の標準偏差を S1 S2 ... Sj ... 信頼性を R1 R2 ... Rj ... とすると,成分jの誤差分散 Sej^2 は Sej^2 = Sj^2 (1-Rj) となります。(^2 は2乗を表しています。) ここで,各成分の誤差が互いに無相関なら,合成得点 Y の誤差分散 Se^2 は, 各成分の誤差分散の重み付きの和 ΣWj^2 * Sej^2 となります。これを合成得 点 Y の分散 S^2 で割れば,非信頼性の指標が得られます。合成得点 Y の信 頼性 R は,この比を1から引くことで求められます。 つまり, R = 1 - Se^2 / S^2 = 1 - ΣWj^2 * Sj^2 (1-Rj) / S^2 です。 言及されていたギルフォードの本の式も,見かけは違いますが,これと同じも のです。 --- 南風原朝和 haebara (at) educhan.p.u-tokyo.ac.jp 〒113-0033 東京大学 大学院教育学研究科 TEL:03-5802-3350 FAX:03-3813-8807 (1999.4.30 からは TEL&FAX:03-5841-3920 に変わります)
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