[fpr 1426] 誤差分散の説明割合

湯浅秀道

湯浅@名古屋市立城北病院口腔外科です

遺伝子との事でしゃしゃり出てきました。
実は、最近遺伝子と環境曝露の癌への交互作用の研究デザインを勉強しています。

この、癌を社会の点数、数学の点数に変えれば、意外と応用があるのではと思い少し
述べさせていただきます。と言っても、勉強中なのでそのつど勉強しながらアップし
たいと思います。

まず、双生児研究ですが、最近は流行っていないようです。理由は以下のようです。
1対象となる双生児はきわめて限られているため、少数のまれなヒトについての研究
にならざるをえない。
2隔絶は完全でない事がしばしばある。多くの場合、出生後しばらくの期間が経過し
た後である。(これは、一卵性双生児が、まったく離れた環境で過ごす事があるの
で、そのような場合を研究対象にしているのでです。)
3評価がかたよる。全然似てない場合は興味を引かない。
4そもそも根本的に、隔絶された双生児の研究において、子宮内環境によるか遺伝に
よるかは区別できない。例えば、性の方向性の研究(ゲイの遺伝子)において、母の
ホルモンが子宮内で胎児に影響し、将来の性格形成に影響するかもしれない。
よって、まだ養子研究のが対象になるそうです。
(村松正實, 笹月健彦、木南 凌、他監訳:感受性遺伝子座のマッピングに向けた集
団における相関の研究. ヒトの分子遺伝学(村松正實監修)、メディカル・サイエン
ス・インターナショナル、東京、525-529、1997(Strachan T& Read AP: Human
Molecular Genetics. BIOS Scientific Publishers Limited, 1996)より)

すでに、これらの事は心理学では言われている事なのでしょうか?ともかく僕にとっ
ては、双生児の研究は非常に優れた方法だと、漠然と思っていたのでびっくりしまし
た。

次回からは、遺伝子環境交互作用のタイトルで別の題名でアップします。
心理学とは関係ないから止めろとの意見があれば誰か止めてくださいね。他の仕事が
アップアップしているので、、、。

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Hidemichi YUASA
Department of Oral and Maxillofacial Surgery,
Nagoya City Jyohoku Munincipal Hospital.
tel +81-(0)52-991-8121  fax +81-(0)52-916-2038
email: MXE05064 (at) nifty.ne.jp
 (My email is not "yuasa (at) dpc.aichi-gakuin.ac.jp")
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