[fpr 1437] 母数モデルと変量モデル

岡本安晴


  岡本@金沢大学です。

  昨日の投稿記事のついでということで、分散分析の母数モデルと
変量モデルの比較をシミュレーションで行ってみました。

   Y[i,j,k] = M + aj + bk + abjk + Eijk

とおき、

     aj = 0;     bk = 0;
     abjk 〜 N(0; 1.0);
     Eijk 〜 N(0; 1.0);

とおいて、2要因、各要因内水準数3、各セル内のデータ数20個、
とおいて母数モデルおよび変量モデルで分散分析を行った結果、
各要因の効果が有意に認められた比率は以下のようになりました。

                    母数モデル   変量モデル

     主効果A       87%         5%
     主効果B       86%         5%
     交互作用AB   98%       98%

  母数モデルの第1種のエラーの確率がかなり高いという結果です。

  シミュレーションに用いたプログラムは昨日と同じ

  http://www.users.kudpc.kyoto-u.ac.jp/~e50048/SmplJASJ/

にアップロードしました。


金沢大学文学部
岡本安晴





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