岡本@金沢大学です。
昨日の投稿記事のついでということで、分散分析の母数モデルと
変量モデルの比較をシミュレーションで行ってみました。
Y[i,j,k] = M + aj + bk + abjk + Eijk
とおき、
aj = 0; bk = 0;
abjk 〜 N(0; 1.0);
Eijk 〜 N(0; 1.0);
とおいて、2要因、各要因内水準数3、各セル内のデータ数20個、
とおいて母数モデルおよび変量モデルで分散分析を行った結果、
各要因の効果が有意に認められた比率は以下のようになりました。
母数モデル 変量モデル
主効果A 87% 5%
主効果B 86% 5%
交互作用AB 98% 98%
母数モデルの第1種のエラーの確率がかなり高いという結果です。
シミュレーションに用いたプログラムは昨日と同じ
http://www.users.kudpc.kyoto-u.ac.jp/~e50048/SmplJASJ/
にアップロードしました。
金沢大学文学部
岡本安晴
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